紹介
魔法が息づく異世界を舞台に、歴史の影で暗躍する一族の末裔が挑むミステリー。自身の存在を周囲から認識されにくい「死角」という特異な能力を持つ少女が、王宮で起きた不可解な事件の真相を追いかけます。孤独な少女と、彼女の正体を知る唯一の存在である王女。二人の絆が交差するとき、世界の歪みが露わになります。
読んでみた感想
読み終わった後、なんとも言えない切なさと、続きが気になって仕方ない気持ちで胸がいっぱいです。主人公が自分の能力のせいで誰にも気づかれないまま生きてきたっていう設定が、読んでいて本当に苦しくて。でも、王女さまと出会ってからは少しずつ二人の距離が縮まっていく様子が丁寧に描かれていて、すごく引き込まれました。
特に二人が静かな夜の図書室で言葉を交わすシーンが心に残っています。周りの喧騒から切り離されたような、あの少しひんやりとした静けさと、二人の間にある張り詰めた空気感が絶妙でした。百合要素も過剰じゃなくて、お互いを必要としている感じが尊すぎて、何度も読み返したくなっちゃいます。
ミステリーとしての側面も面白かったです。ただ魔法で戦うだけじゃなくて、誰が嘘をついているのか、何が隠されているのかを推理していく過程が本格的でした。主人公の能力が「目立たない」という地味なものなのに、それを駆使して情報をつかんでいく姿は読んでいてスカッとしました。
とにかく、全編通して漂うシリアスな雰囲気が最高でした。後編ではこの二人の関係がどうなるのか、そして事件の裏側にどんな真実が隠されているのか、今から楽しみでたまりません。キャラクターの抱える孤独や優しさに触れたい人には、ぜひおすすめしたい一冊です。
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作品情報
| ジャンル | ファンタジー、全年齢向け、ミステリー、シリアス、百合、男性向け |
| サークル | PERSONAL COLOR |
























































































































