紹介
家庭を守る主婦でありながら、正義感あふれる刑事として働く真子。彼女はある重大な事件を追うため、身分を隠してマッチングアプリの世界へと足を踏み入れます。潜入捜査という名の危険な駆け引きの中で、日常と非日常の境界線が揺らぎ始める……。サスペンス要素と人間ドラマが交差する、予測不能な捜査官の物語です。
読んでみた感想
読み終わった後、なんだかすごく不思議な読後感でした。主人公の真子さんが刑事としての顔と、アプリを通じて出会う相手に見せる顔を使い分けていく様子には、ずっとハラハラさせられっぱなしでしたね。自分の中にそんな二面性が芽生えていくのを、真子さん自身がどう感じていたのか、その心の揺れ動きにすごく引き込まれました。
特に心に残っているのは、やっぱり潜入先での駆け引きのシーンです。相手に正体がバレないかという緊張感と、普段の穏やかな生活とのギャップがすごくて。ページをめくる手が止まらなくなるような独特の空気感がありました。あんなに追い詰められた状況で、彼女がどんなふうに自分を保っていたのか、物語が進むにつれてどんどん気になっていきました。
登場するキャラクターたちもみんな個性的で、誰を信じていいのか最後までわからなかったです。真子さんの夫に対する申し訳なさと、事件を解決したいという強い執念の間で揺れる葛藤には、どこか人間味があって、単なるかっこいい刑事役じゃないところが妙にリアルに感じられました。
全体を通して、ただの犯罪捜査ものとは違う、独特のヒリヒリした緊張感を楽しめました。結末を知った今、改めて最初の方を読み返してみると、また違った見え方がして面白いかもしれません。読み終えた後の余韻がしばらく続きそうな、そんな一冊でした。
作品情報
| ジャンル | 人妻・主婦、男性向け、成人向け |
| サークル | YAMATO |






































































































